NHK連続ドラマ『エール』で主人公役の古山裕一さん戦後に入ってラジオにレコードに舞台に映画にといろんなところで頑張っています。
自宅の彼の机の上は五線紙でところ狭しと埋め尽くされていました。ほんと作曲意欲は凄かったんですね。
古山裕一のモデル古関裕而さんが「恋すれど恋すれど物語」のミュージカルの作曲をしていたのは1956年(昭和31年)ですから、あれから64年も経っています。
今だに古関裕而の作曲した曲がながれてきています。こんなに長く愛され続けるテーマ曲があるとは、聴いてるだけで感動します。
■「日曜名作座」テーマ曲
NHKラジオ第1毎週日曜 午後7時20分~7時50分から放送されてる「新日曜名作座」です。
このラジオ番組のテーマ曲を作曲したのが古関裕而です。
この番組のテーマソングは元々「日曜名作座」の「人生劇場青春編」用として古関が作曲したが、リスナーの反響が良かったため以後も番組のテーマソングとして使われ、後継「新日曜名作座」でも使われ続けているのです。
優雅な曲の流れは大自然の広い中でのんびりとした憩いと癒しを与えてくれます。
「新日曜名作座」の現在の語りは俳優の西田敏行さんと竹下景子さんです。
当代の名優二人の「語り」の妙技で、一週間の疲れを解きほぐしながら時を忘れさせてくれます。
最新のベストセラーから古典まで、選りすぐり名作は、心の栄養、人生の糧、明日への活力になるこ間違いありません。
この番組の始まりは1957年(昭和32年)NHKのラジオ番組「日曜名作座」からでした。
俳優の森繁久弥さんと加藤道子のさんの二人だけで演じるラジオドラマからスタートしたのです。
当時の放送は生放送でした。スタジオでテーマ曲や伴奏を古関さんがオルガンを弾きながら指揮し、オーケストラが演奏するのに立ち会った。楽団のバイオリンやトランペットなどの楽譜は、古関さんの弟子がパートごとに書き写して渡ていました。
「日曜名作座」は1957年から2008年まで51年間も放送が続いたそうです。
それにしても古関裕而さんのメロディは何年経っても色あせしないのはなぜなんでしょうか。彼の古関メロディの中にきっと時代に流されない普遍なものがあるからなのでしょう。