最近、受験日が間近になり、毎日のように過去問題集を解いていました。

 試験問題を解いていたらこんな出題形式が出ていました。

『誤りははいくらあるか答えなさい。』

 なるほどこんな形式で出題すれば良いのかと思い、NHK連続ドラマ『エール』をクイズにしてみました。

『エール』史実との誤りはいくらあるのか?クイズ

『エール』に於いて史実と誤っているのはいくつあるでしょうか?

答えて下さい。

①古山音(古関金子)の声楽指導をしたのは双浦環(三浦環)である。

②藤丸(音丸)の歌った「船頭可愛いや」はヒットしなかった。

③藤堂(遠藤)先生は実は戦死していなかった。

④佐藤久志(伊藤久男)と藤丸(音丸)が婚約した。

⑤古山裕一(古関裕而)は「船頭可愛いや」「紺碧の空」「露営の歌」「長崎の鐘」「栄冠は君に輝く」等を作曲した。



答え


誤りは①②③④の4つです。

①三浦環は古関金子の音楽指導をしたことはありません。音のモデル古関金子は三浦環のファンでしたが、ほとんど面識もありませんでした。

②「船頭可愛いや」古関裕而の最初のヒット曲です。藤丸のモデルは音丸です。音丸が歌った古関裕而作曲の「船頭可愛いや」が大ヒットしたのです。三浦環はヒット後にレコーディングしてます。

③藤堂先生は戦争中、戦死したことになってます。藤堂先生のモデル遠藤喜美治先生は戦争には行ってません。戦後、元生徒の古関に母校の小学校校歌を依頼しています。

④佐藤久志のモデルは伊藤久男、藤丸のモデルは音丸です。二人が婚約した話しは全くありません。伊藤久男は3度結婚し、音丸も2度結婚しています。


 NHK放送『エール』のドラマと史実とは全く違っています。史実と同じだったのは⑤だけでした。

 古山裕一の作曲した曲は全て古関裕而が作曲した曲。それも実名で全く史実と一緒です。

 これでは、ドラマと史実がごちゃ混ぜで、どれが真実かわからなくなってしまいます。

 しかも、主人公、古山裕一のモデル古関裕而先生の代表曲が実名で出てくるのでしまつが悪い。

 とくに史実と全く違うのが、戦後の昭和を代表するオペラ歌手三浦環だったり、大スターの伊藤久男や音丸だったりするのです。

今現在も彼らの大勢のファンも健在ですし、お子さんやお孫さんもいます。こんなに史実を曲げてしまえば名誉毀損ともなるのではないかと思います。

 ドラマに出てくる史実モデルは

こんなに違っていればテロップで

『このドラマはフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。』としてもらいたいと思います。

 NHKは連続ドラマ『エール』は古関裕而と妻音の物語をモデルにしたと公言しているのですから、それも出来ないのかも知れません。

 NHK連続ドラマ『エール』は娯楽番組として楽しく観させてはいただいてますが、この点を考えると少し複雑な思いがします。