NHK朝の連続ドラマ『エール』今回の朝ドラは展開が早い、次から次へと場面が切りかわり、ドラマが展開していき、ハラハラ、ドキドキから安心、不安と観るものの気持ちを揺すぶり続けるようである。僅か朝の15分なんだが、作るほうもたいへんな作業だなと思う。僅か11秒でも大切な時間なのだ。


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特に先日のコロナウィルスでお亡くなりにになった大作曲家、小山田(志村けん)さんの登場シーンはいつも圧巻であった。


■ 志村けんさん登場シーンから


小山田(志村さん)はコロンブスレコードのディレクター・廿日市(古田新太)を自室に呼び出した。


 小山田「忙しいの、悪かったね。どうした汗かいて。暑いか?(机の上に置いた新聞を指さし)君、この男、知ってるか?」


 廿日市「(裕一が国際作曲コンクリート2等に輝いた記事を読み、音が裕一を売り込んできたことを思い出す)」


 小山田「知ってるのか?」


 廿日市「いえ、あの、この男が何か?」


 小山田「君のところでな、契約してほしいんだよ(つづく)」


初登場となった前回第25話のラスト約1分に続き、この日、志村さんの出演シーンはラスト約50秒。


前回は秘書(川島潤哉)から裕一の快挙を知らされ、小山田は「(新聞を手に取り)(裕一が)本物か、まがい物か、楽しみだね(新聞を机に投げ置く)(つづく)」。


この日も志村さんのセリフがドラマを締める同じような構成となった。まさにラスト1分、814分の男である。


野球でも最後に締める、おさえのエースがいた。人呼んで830分の男。志村けんは『エール』の814分のエースである。