脳科学者の茂木健一郎氏が、「日本のお笑いはつまらない」とツイートして話題になった。


米国のトークショーは社会問題などを取り上げていることが多いが日本のお笑いには馬鹿な笑い話ばかりであると言うのだ。


うむ、そう言えばテレビの「お笑い」番組はくだらない話しのオンパレード。


なんだか馬鹿馬鹿しくて笑えないと思っているのは私だけだろうか?


日本のお笑いってこんなんだっけ。


昔は結構、社会問題にもお笑いにした漫才師っていたよね。


私が思い出した漫才師は


世相・ニュースに切り込んだ漫才師


人生 幸朗・生恵 幸子(じんせい こうろ・いくえ さちこ)は、日本の夫婦漫才コンビでした。


夫の幸朗が歌謡曲や世相などにとんちんかんな難癖をつけ、「責任者出てこい!」の決めゼリフを吐く「ぼやき漫才」でテレビ、ラジオに出演していました。


幸朗が「浜の真砂は尽きるとも、世にボヤキの種はつきまじ」


幸子「キザなこと言うな、このハナクソ!


幸朗「わたしのこと、みなボヤキやあ、ボヤキやあ言うてねえ」


幸子「当たり前や。誰かて言わはるわ。ボケ!


幸朗「しかし、みなさん、これは私がボヤくのやのうて、今の世の中が私をボヤかしまんねん」


幸朗「まぁ皆さん、聞いてください」と聴衆に語りかけ、世相・ニュースを斬り始める。


幸朗「電車の線路のそばに住んでて、警報機の鐘、あのカンカンカンというのがうるそうて寝られん言うて、警報機の線を切った奴がおる。そんなもん切ってどないすんねん。あの警報機の音で近所の住人の安全が守られとる。あのカンカンカンという音を聞いて、ああ空襲やなと思うんやないか」


幸子「なにー? あほか」


幸朗「満員のバスで、子供が前に飛び出したから、運転手急ブレーキかけよった」


幸子「まあ。危ないやないの」


幸朗「幸い子供は無事やったんやけど、急ブレーキやったもんやさかい、吊り革持たんとボーっと立っとったオッサン、仰向けにひっくり返って、そのこける格好がおかしいと乗客大笑い、誰も手ェ貸してくれよらん!


幸子「え~っ!! そんならアンタもわろとったん?


幸朗「じゃかましいわい!! いやしくもワシは正義の味方や、そんなこと見て黙っとれるかい!


幸子「まあ。えらいやないの。助けたげたンか」


幸朗「黙れ~!!! 話は最後まで聞け!!


幸子「何やねん一体!!


幸朗「助けたくても助けられるかい!!


幸子「なんで!?


幸朗「こけたン、ワシじゃ!!


幸子「アホか!!


幸朗が熱っぽく田中角栄の金権政治などを批判すると、観客の盛大な拍手をうけた。


このとき幸子は冷淡に「あ~あ。デボチンに汗かいてェ」とツッコむ。


日本のお笑いって面白かったじゃん。


かっては世相やニュース、社会問題に切り込んだ漫才師は日本にいたのだ。


漫才師も高学歴化して大学卒業の漫才師が増えたのにもかかわらず、なぜ世相やニュース、社会問題を漫才にする漫才師が少なくなったのだろうか?


もっともっと社会問題や政治問題にも「笑い」でツッコむ漫才師が出て来て欲しいものである。