NHK連続ドラマ「わろてんか」では主人公てんの夫、北村藤吉( 松坂桃李 )が亡くなってしまいました。


藤吉の葬儀の日。


てんは嫁入りの時に祖母が用意してくれた喪服に身を包んで葬儀に列席。


葬儀には大勢の参列者が詰めかけました。


葬儀が終わり、風太とトキはてんと北村笑店、そして隼也を支えてゆく決意を固めるのでした。


てんの喪服を御覧になりましたか?


喪服は黒ではなくて白色でしたね。


現代では、黒喪服が主流なので「なぜ白?」と驚いた方も多かったと思います。


白喪服


実は、白喪服には隠された意味がありました。


白喪服は亡くなった人の白装束に合わせる意味もありますが、本来、未亡人が着る場合は「再婚はしません」という証をその場の人たちに披露する意味もあったということです。


「亡くなっても、あなただけの妻です。


再婚は致しません。」


格式の高い家では、嫁ぐ際に白喪服を用意する事は、婚家へ対する礼儀でもあったそうです。


主人公の祖母も白喪服を嫁ぐ祭にてんに持たせていたのでした。


白喪服は遺族に対して私は再婚しませんと言う意思表示だったのです。


私はお経も喪服も亡くなった方のためにしなければならないことだと思っていましたがどうも違っていたようです。


亡くなっ方の儀式は全て生きてる人々のためにすることなんです。


お経も亡くなった方のためにするものではないんだとか。


えっ~


なんだか不思議な話ですね。


お経は誰のためにあげるのか?


約2600年前、お釈迦さまの時代にも、この疑問を持った人がおり、お釈迦さまに直接質問しています。


「お釈迦さま、お経をあげると、死んだ人が浮かばれるという人たちがいるのですが、本当でしょうか?」


その質問を聞かれたお釈迦さまは、静かに足もとの石を拾われると、近くの池に放り込まれました。


「この池の周りで、石よ浮かび上がれと言って祈れば、あの石は浮かんでくると思うか」


「いえいえお釈迦さま、そんなことで石が浮かび上がるはずがありません」


「その通りだ。石は自らの重さで沈んでいったのだ。


どんなに周りで浮かび上がれといっても、浮かび上がることはない。


それと同じように、死後、苦しんでいる人は、その人自身が死ぬまでに造った悪業によって決まったものだ。


周りでお経を上げたからといって、どうにかなるものではないのだ」


お経とはなんなのか?


お釈迦さまの説かれたもの以外はお経とはいいません。


お釈迦さまは、何一つ書き残されなかったのですが、お釈迦さまがお亡くなりになった後、500人のすぐれたお弟子が集まって、

お釈迦さまの説かれた教えを確認し、まとめました。


これを「仏典結集(ぶってんけつじゅう)」と言います。


仏典結集は、どのように行われたかというと、まず、お釈迦さまのおそばにお仕えすること20年以上、「多聞第一(たもんだいいち)」といわれ、極めて記憶力のいい阿難(あなん)というお弟子が代表して、「私はこのようにお聞きしました」と語ります。


それについて他のお弟子達が検討して、500人全員間違いないと認めたものが、お経となりました。


このように、お経とは、お釈迦さまが、生きている人たちに説かれたご説法を書き残されたものです。


お経というと、難しい漢字ばかり書いてあって、難しいことを「お経のように難しい」といわれるように、何が書いてあるかなかなか分かりません。


お経はなぜ漢文なのかといいますと、もともとお釈迦さまは、仏教の教えをインドの言葉で説かれたのですが、それが中国の言葉に翻訳されたからです。


その後、インドの言葉の経典はほとんど失われてしまったため、インドの西のほうの言葉のパーリ語に翻訳されたり、チベットの言葉に翻訳されたりしていますが、日本で読まれている漢訳経典が、最も古くて多くの経典が残されています。


しかしながら、翻訳されたのがどこの国の言葉かということよりも、お経に説かれている内容が大切です。


一体お経に何が書かれているのかというと、

お釈迦さまの仏のさとりの内容であり、それは、尊い法です。


「法」とは、いつでもどこでも変わらない不変の真理です。


そして私たちすべての人を永遠に変わらない幸せに導く力があります。


これを「仏法」といわれます。


この仏法を教えられたのが仏教であり、それが書き記されているのが、お経なのです。


このようにお釈迦さまは、死んだ人のために教えを説かれたのではなく、生きている人のために、生きているときに本当の幸せになれる道を教えられていますから、その教えが書き残されたお経も、死んだ人のためではなく、生きている人のためです。


■ NHK連続ドラマ「わろてんか」今後が楽しみです。


ご主人の藤吉は亡くなってしまったが、これからは主人公のてん一人で生きていかなければなりません。


沢山の寄席や従業員や芸人をかかえながら、てんにとっては、これからがたいへんなんです。


頑張れ‼︎ てん。


みんなで主人公てんを応援しましょう。


NHK連続ドラマ「わろてんか」今後が楽しみです。