『べっぴんさん』NHK連続ドラマが10月3日よりスタートしました。



主人公坂東すみれ、神戸生まれの実業家のお嬢さまである。

NHK連続ドラマの前作『とと姉ちゃん』の編集長花山伊佐次、唐沢寿明が演じましたが、そのモデルとなった花森安治も神戸生まれでした。

同じ神戸生まれの実業家をヒロインにして繋げたわけではないのでしょうが‥。

なんだか少し気にかかりました。

★朝ドラ"ヒットの法則"を踏襲する「べっぴん


「べっぴんさん」では、主人公の坂東すみれを、1925(大正14)年生まれとしている。モデルの坂野惇子さんは1918(大正7)年の生まれだから、7歳若くしています。

今回も前作の『とと姉ちゃん』と同様、坂東すみれモデル実在した坂野敦子のノンフィクションではなく、坂野敦子とファミリアをモチーフした架空のお話のようです。

ただ、誰もが『べっぴんさん』は坂野敦子がファミリアを創業して、皇室御用達ブランドになるまでを描いた立志伝だと思ってしまいます。

また、脚本家によって架空の出来事の創作が視聴者に誤認識や勘違いを起こす可能性があるのではないかと心配します。

公共放送であるNHKはもう少し配慮すべき必要があるのでは。

さて、今回の『べっぴんさん』主人公坂東すみれのモデルになった坂野敦子さんの経歴です。

★坂野敦子の経歴

1918年

レナウン創業者・佐々木八十八の三女として兵庫県神戸市に生まれる。

1931年(14歳)

甲南高等女学校(現在の甲南女子大学)に入学する。

1935年(15歳)

将来の夫となる坂野通夫と出会う。

1940年(23歳)

惇子は坂野通夫と結婚し、神戸市の外国人村に新居を構える。

1942年(25歳)

長女・坂野光子(てるこ)を出産する。

1943年(26歳)

坂野通夫が召集され、インドネシアの首都ジャカルタに派遣される。

1945年(28歳)

神戸大空襲により神戸の自宅が被災。
姉の疎開先である岡山県勝山町に母子で身を寄せ、終戦をむかえる。

1946年(29歳)

夫、坂野通夫が「すみれ丸」で無事に帰国し、再開をはたす。

インフレ解消政策などの悪影響によって、暮らし向きは極貧状態となる。

1948年(31歳)

結婚前から付き合いのある「モトヤ靴店」の店主の薦めで手芸品の販売に向けて準備を始める。

12月4日、モトヤ靴店のわずか2台のショーケースを店として、親友達とともにベビーショップ・モトヤを始める。
  
1950年(33歳)

ベビーショップ・モトヤを発展的に解散。

3人の仲間と共に、共に株式会社ファミリアを設立する。

1951年(34歳)

ファミリア初の直営店が、大阪の阪急百貨店うめだ本店にオープンする。

1956年(39歳)

ファミリアが東京、銀座にオープン。
これを機会に全国展開が行われていく。

1963年(46歳)

皇后美智子様が浩宮徳仁親王をご懐妊。

ファミリアの出産用品が利用される。

1979年(62歳)

アメリカ、ハワイに「ファミリアUSA」が設立される。

1992年(75歳)

ファミリアの会長を務めていた夫・坂野通夫が死去。

かわりに、坂野惇子が会長に就任する。

2005年(88歳)

心不全でなくなる。

なんだか坂野敦子さんの人生をまとめたようで、経歴だけだとなんだか味気ないです。

坂野敦子さんの人生はこんなもんじゃないって言いたくなりました。

人生は経歴だけじゃないですよね。

その人の毎日の生活や暮らし、誰と話して何を感じたとか、もうつまらないことがいっぱい毎日あります。

一つ一つのそんなつまらないことの積み重ねが、その人にとっては最大に大切なことかも知れません。