『とと姉ちゃん』NHK連続ドラマ主人公小橋常子の『わたしの暮し』の販売が好調です。販売部数70万部を超えて100万部に達する勢いです。


『わたしの暮し』のモデル『暮しの手帖』も最盛期は100万を超える販売部数だったそうです。


凄いね‼︎


ってわかりますが


★この発行部数100万部数って、どんなに凄いのか?


現代の「一般週刊誌」と比較してみると


「一般週刊誌」発行部数ランキングTOP5(201310月~201312月)


1位 週刊文春(703,924部)文藝春秋


2位 週刊新潮(566,470部)新潮社


3位 週刊現代(535,000部)講談


4位 週刊ポスト(478,100部)小学館


5位 週刊大衆(252,667部)双葉社


あの現代、スクープ連発の週刊文春でさえ、70万部なんです。


ちょっと古いって?


では、最近の話題になったベッキーさんの不倫記事をみてみましょう。


週刊文春ベッキーさんの号は発行部数は66万部でした。


あんなに話題になったのに完売とはなっていませんでした。


ベッキーさんの号は8割弱でした。


約50万部が売れたみたいです。


週刊誌で言うところの「完売」、実は基準があります。


出版界全体がこのラインを下げているんですが、週刊文春は「8割」をラインとしています。


66万部を完全に売り切るのは、日本全国の書店等に出しているので至難の技ではないそうです。


首都圏で売れても、地方ではそうでもなかったり。


★週刊文春はどのくらい儲かるのか?


ベッキーさんの号を例にすると、66万部の8割、53万部が実売数と考えることができます。


週刊文春値段は400円


完売で21,200万円の売上です。


書店22%4664万)


取次に8%(1696万)


印刷原価15%3180万)


版元の売上純利益55%(11660万)


1回出すと1億1660万の儲かります。


なかなか、いい商売ですね。


★週刊文春がスクープを連発させる理由は?


週刊文春はなかなかいい儲けです。


週刊文春の編集部は、55人のチームで、完売時は1週間あたり、11,660万の売上純利益。


編集部員、特約記者1人あたり、212万を稼いでいることとなります。


それが、毎週となるから4.3週とすると、911.6万となります?


販管費に取材費を抜いても、これはこれでかなりの経費がかけられる体質がスクープを支えている構造のよです。


★週刊文春のコンテンツビジネス


ビッキーの不倫騒動はテレビのワイドショーでも随分取り上げられていました。


視聴者はテレビをみながら、週刊文春の記事を何度も何度も繰り返し観ていました。


週刊文春にベッキーのLINEがそのまま掲載され、ワイドショーのテレビの画面に出たときは、ベッキー大ピンチと、さぞかし思ったことでしょう。


まさか、この週刊文春の記事、週刊文春は各テレビ局から記事使用料をちょうをもらっていたのです。


週刊文春の『コンテンツビジネス』だそうです。


『暮しの手帖』はどんなに凄い雑誌なのか?


現代の雑誌で広告を掲載してない雑誌などありません。


なぜならば、雑誌の販売料だけで雑誌社はなりたっていかないのです。


広告収入が入ってやっと会社を維持できていると言う状況なのです。


ましてや、『暮しの手帖』は女性や主婦対象の地味な暮しの提案雑誌です。


当然、週刊文春のような芸能人のスクープ記事などありません。


しかし、『暮しの手帖』は最高部数で週刊文春を遙かに超えた100万部以上の発行部数を達成しています。


これは日本に於いて奇跡であったと言うしかないと思います。


花森安治は『暮しの手帖』の3つの幸せを次のように語っています。


ひとつは、雑誌を育て、支える質のよい読者を持ちつづけたこと。


ふたつめは、雑誌のどの号の、どの一頁(ページ)も、筆を曲げなかったこと。


「この雑誌は広告をのせていません、そのために、どんな圧力も感じないでやってこられたのだとおもいます。
編集者として『何ものにもしばられることなく、つねに自由であること』これにまさる幸せは、ほかにはないからです。」


「そして、広告をのせなくても、雑誌を一冊一冊買ってもらう、その収入だけでちゃんとやっていける、そのことを二十二年間の経験で、ぼくたちは、実証できたと思ってます。」