『とと姉ちゃん』NHK連続ドラマ主人公小橋常子( 高畑充希 )と花山伊佐次 ( 唐沢寿明 ) は職場で大勢の仲間に囲まれて商品試験に没頭しています。




ドラマとは言え、こんな職場だと毎日仕事するのが楽しいでしょうね。

主人公常子は星野と再会し、星野と子どもたちに囲まれて幸せそうです。

ついつい「 常子さん星野さんと結婚しちゃいなよ」と心の中で思ってしまいます。

ところで小橋常子のモデルになった大橋鎭子さんは一生結婚しなかったみたいです。

花山伊佐次のモデル、花森安治と大橋鎭子さんの創業当時のこんな話があります。

花森安治は大橋鎭子と一緒に会社を創業する時に鎭子に結婚願望があるかどうかを尋ねたのだそうです。

大橋鎭子は

「わたしは生涯、仕事を続け結婚はしない」

と返答されたそうです。

花森安治はもちろん結婚もしてましたし、随分一方的な質問です。
 
当時は女性は「結婚すれば家庭に入る」のが常識の社会。

花森安治は将来大橋鎭子が結婚して仕事は辞められては一緒に仕事など出来ないと考えました。
 
鎭子が「結婚する」と答えれ花森安治は一緒に創業することはしなかったのです。

花森安治は徹底的な人物、ライフワークとするべき仕事上のパートナーとして鎮子の能力を買いつつも、自分の同志として、同じように徹底した仕事をする覚悟がなければ一緒に仕事などしなかった。

花森安

「途中で止められては困る」

彼女の能力を評価すればこその質問でした。
 
大橋鎮子は生涯独身を貫きます。

鎭子も花森安治と同じように物事に徹底的にこだわるポリシーを持っていた。

花森安治に共感し、仕事をすることを選び姉妹と一緒に生活をすることを選択したのです。

小学校5年の時に父を亡くし、11歳で
喪主を務めてから、自分が家族を支えるためお金持ちになることを目指した鎮子にとって雑誌の編集は生きる手段であり、生きる目的です。

そこには喜びがあり、彼女にとっては家庭を持つ以上の魅力があった。

「暮らしの手帖」は美しく賢い女性をイメージさせる穏やかな印象の雑誌ですが、これを作ってきた人は、強い意志と情熱も持ち主でした。

大橋鎭子の人生は『とと姉ちゃん』の名前のごとく、自分の幸せよりは姉たちや会社のために捧げた人生でした。

と書いてきましたが、わたしとしてはドラマの常子さんには星野さんと結婚して欲しい。

男性も女性も仕事だけが人生ではないでしょう。

たしかに妹たちや会社のことを考えるのも良いでしょう、でもやっぱり家族を持って幸せな暮らしをすることの方がよいのではないでしょうか。

NHKが『とと姉ちゃん』は『暮らしの手帖』をモチーフとした架空のドラマだと主張してるのですから、ここは小橋常子さんと星野さんを結婚させてハッピーエンドのドラマ展開にしたらいかがなんでしょうか。